夏の琵琶湖バス釣り・ウィード攻略!種類ごとの攻め方とおすすめルアー&ワームは?

毎度ニイガキです。
2018年はウィードが壊滅的なダメージを受け、至るところで琵琶湖のウィードが・・・という話が出ていましたね。
ウィード攻略のDVDをプロが出したり、一般の人もウィード減少の影響で釣果がガタンと落ちたり、バス釣り界であらゆる動きがあったような印象です。
人がこれだけ慌てているのですから、バスも住処を探して相当ウロウロ動き回ったのではないでしょうか?
逆に言うと、もし良さげなウィードがあったなら、みんなそこにいたいはず!
ウィード回復を願いつつ、しっかり狙って攻略したいですよね!
というわけで、
- 今年こそはウィードに期待!
- そもそもウィードの釣りが初めて
- ウィードごとの釣り方や有効なタックルが知りたい
- 今年は初めて琵琶湖に行ってみる予定!
などなど、今回は【ウィード攻略】にフォーカスしてみたいと思います。
夏に向けて記録更新!という方も、是非とも琵琶湖のウィード、チャレンジしてみてくださいね!
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nicoreck、ニイガキ
もくじ
琵琶湖にあるウィードの種類
琵琶湖には様々なウィードが生えており、特にエビモ・オオカナダモ・フサモなどが有名です。
バス釣りの際によくある2種にフォーカスしてみてみましょう。
エビモ
琵琶湖のメインとなるウィード類の1つです。
このウィードはハードボトムに生えます。
エビモ❗😁#水草 #エビモ #アクアリウム #レイアウト #有茎草 pic.twitter.com/Q6UmOq6uNK
— がま八 (@gamahachi) 2018年6月6日
従って、エビモのあるボトムは比較的温まりやすくバスが集結する好スポットとなっていることが多いです。
また縦に伸びているウィードになりますので1〜2mラインのシャローエリアで目視することが可能です。
「水面付近まで伸びてきているエビモ」を見つけたら要チェックですね。
特徴としては茎が茶色っぽく葉っぱが緑色で波打ったような形で硬いです。
カナダモ
これも琵琶湖のメインとなるウィードの1つです。
主にオオカナダモとコカナダモに分けられ、大体7月以降の真夏によく目にするウィードです。
特徴としては、緑色で茎に対して葉が輪のように3〜4枚着いたウィードです。
カナダモ
.
フナに似合う水草No.1(笑)
予想以上に泡メルになって自分でもビックリ。
.#水中写真 #divemag #OLYMPUS #omdem1 #カナダモ #泡メル #水草 #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/RAYDKk8mAm— あおいふな (@siancarp) 2017年11月14日
このウィードは、「切っても切り口から新しく新芽が出て再生する」という驚異的な繁殖力を持っています。
その繁殖力により、夏場はこのウィードで形成されるドーム(通称カナダモドーム)がアツイです。
特に真夏の日中は日差しが強く、バスもシェードや水通しの良い水温の低い場所など、人間と同じような場所を好む傾向にあります。
そんな時カナダモドームはバスにとって、
- シェードを作り出し、
- さらに光合成によって酸素濃度を増やす
という最高のスポットとなります。
琵琶湖のウィード時期・状況
琵琶湖南湖のここ2~3年の状況についてです。
【2017年】も【2018年】も共に真夏は猛暑日が多く、40度を超える場所も多くありました。
そんな中でも【2017年】は、ウィードが大量に発生していたなと感じております。
一方【2018年】は、【2017年】と比べると明らかにウィードが少ないと感じました。
【2017年】には存在していたウィードエリアが昨年は全く無く、バスも見当たりませんでした。
他のアングラーからも同じように「2018年はウィードが全く無かった」とよく聞きます。
振り返ってみると、【2017年】は夏の終わり頃から、生態系維持の為のウィード駆除船が多くウィードを回収していたように思えます。
それに加え、大型の台風でウィードエリアの多くがダメージを受けました。
それらが重なり、【2018年】はあまり生えなかったのだと思われます。
と考えると・・・
一旦休止期間をおいて「今年はウィードがたくさん生えるのではないか」と予想しています。
あくまで予想なのでこれからの気候と天候に大きく影響を受けるかと思います。
2019年も要チェックですね!
琵琶湖ウィード攻略にはコレ!
では、ウィードがしっかり生えてくれることを願いつつ、ウィードを攻める時に有効な釣り方をいくつか見て行きたいと思います。
ヘビーテキサス(パンチング)
1オンス(約28.3g)前後の【バレットシンカー】を付けたストッパー付きテキサスリグです。
真夏に生える【カナダ藻ドーム】に対して有効な釣り方となります。
ロクマルの実績もありますので、専用ロッドを一本揃えることをおすすめします。
ロッドについてはまた後ほど説明しますね!
フロッグ
- 沖や岸際に浮かぶウィードマット上
- 周辺や点在するウィードパッチや岸からはみ出たオーバーハング下のシェード部分
を攻めるのに有効な釣り方です。
「根掛かり回避性能」に長けている為、ウィード攻略に効果的です。
攻めたい部分に対して躊躇いなく攻めることが可能となります。
スコーンリグ
水中に生えたウィードエリアに対して有効的なリグとなります。
ここで使うラバージグは、
- あえてウィードに引っ掛けて、
- ウィードに絡めて
- ほぐして使う方法
になりますのでラバージグは針カバー無しのものがいいです。
【ウィード攻略】有効な釣り方・アクション
では、先ほど挙げた3種類の釣り方のコツをそれぞれ説明します。
ヘビーテキサス
狙う場所は水面まで張り出しているドーム状になっているカナダ藻になります。
ただのカナダ藻ドームよりも、元々あったカナダ藻ドームに対して他のウィードマットが流れ着いてできたカナダ藻ドームが実績が高いです。
- そのドームに対して2〜3m真上にリグを放り投げる
- リグを落としたい場所の上に来たらサミングで止める
- フリーフォールでボトムに着底させる(※この時絶対にラインにテンションを張らないこと!)
- 着底したらその突き破った点でリフト&フォールを3回(※リフトは早めに、フォールは遅めに)
- バイトがなければ回収
フロッグ
狙いたい場所は、
- 沖に浮かぶウィードマット
- 水面まで張り出しているウィードエリア
などです。
ここをドッグウォークで攻めます。
ウィードマットのフロッグでの狙い所は、そのマットの周辺となります。
- マットからフロッグをアクションさせて、
- マットの終点まで来るとバスにフロッグを見せることとなります。
そこからが勝負です。
マットからフロッグがはみ出たら、
「ドッグウォークを途切れさせないようにアクションさせるようにしてフロッグを動かす」
これが実績が高いです。
マットの下からずっとフロッグが気になって着いてきたバスが口を使ってくれます。
関連記事:フロッグおすすめの時期・場所・天候・ポイントの探し方
スコーンリグ
水中のウィードエリア攻略に有効のリグです。
- キャストしてフリーフォールでボトムまで落とす
- ゆっくりとリフトさせて、ウィードにあえて絡ませ引っかからせる
- 引っかかったらゆっくりと大きめに竿を煽るような形ででシェイク(※リグに絡まったウィードをほぐすイメージ)
- またフリーフォールさせ、ボトムに着底もしくはウィードにまた絡まさせステイ(※ボトム・ウィードについてから15秒ほどステイ)
ウィード攻略におすすめのルアー・ワームを紹介
ではそれぞれのリグでおすすめのルアー・ワームを実績を元に紹介します。
ヘビーテキサス
- シンカーおすすめ➡EVERGREEN EG タングステンバレットシンカー 21g
- ワームおすすめ➡EVERGREEN キッカーバグ 4inch
シンカーはタングステンを推奨です。
比重が高いのでウィード貫通性能も高くなります。
ヘビーテキサスは、
「1投目のファーストアクションで、いかにフリーフォールでボトムまで到達させるか」
がキモだと感じているので、タングステンを強く推奨します。
ワームに関してはストレートワームでも可です。
「すり抜けの良いスリムなワーム」であれば他のものでも大丈夫だと思います。
フロッグ
おすすめは、
- デプス スリザーク
- ジャッカル ガヴァチョ
- デプス バスターク
「ドッグウォークがしやすい」or「そこそこ重さがあり琵琶湖の濃ゆいマットの上でも存在感をだせるフロッグ」がおすすめです。
関連記事:夏の琵琶湖・フロッグの使い方とタックル!釣果も紹介
スコーンリグ
おすすめは、
- 【ジャッカル PDチョッパー3/8oz】+【ジャッカル アンモナイトシャッド4.5inch】
- 【ジャッカル PDチョッパー3/8oz】+【ケイテック swing impact FAT 4.8inch】
このリグは、
「湖流の自然なナチュラルアクションで食わせるリグ」
なので、ラバースカートの質が大切です。
水流の中でもスカートがまとまらずにしっかりアクションしてくれるラバージグを選びます。
ウィード攻略に最適なおすすめタックルを紹介
次に、それぞれに有効なおすすめタックルも紹介します。
ヘビーテキサス
- ロッド➡XH〜、7ft程度
- リール➡ハイギア〜エクストラハイギア、フロロ30lb100mのキャパ
- ライン➡PE100lb直結
ロッドは、「ウィードごとバスを引き抜く強靭なロッド」が必要です。
リールは、「素早くリグの回収ができ、主導権をにぎらせないハイギア or エクストラハイギア。
ラインは、「高重量シンカーを扱う事」「マットに擦れても絶対にラインブレイクしない事」を考えると、PE100lbを推奨します。
自分の場合だと、
- ロッド➡ダイワ BLACK LAVEL 7112XHRB
- リール➡アブガルシア REVO BEAST41
- ライン➡PE 100lb
を使用しています。
(巻いてあるラインはナイロン20lbです)
フロッグ
- ロッド➡MH〜H・〜7ft程度
- リール➡ハイギア〜エクストラハイギア
- ライン➡pe 56lb(5号)
スコーンリグ
- ロッド➡MH〜H、〜7ft程度
- リール➡ハイギア
- ライン➡フロロ16〜20lb
(スコーンリグとフロッグ兼用です。ラインは16lbフロロを巻いております。)
琵琶湖ウィード攻略での釣果を紹介
ヘビーテキサスでカナダ藻ドームを打って、リフトアンドフォールの、フォールで食ってきました!
ヘビーテキサス、アツイです。
自己記録の59.5cmでした!
まとめ
2019年のウィードがどうなっていくのか、今から楽しみですよね!
- 縦に伸びるエビモ、ドームを形成するカナダモに注目
- バスも暑い時はこれらの陰に居つきやすい
- 2018年は大打撃を受けたウィード、でもきっとまた群生するはず
- 「戻って来たウィードに戻ってくるバス」に対して準備を
- ヘビテキ・フロッグ・スコーンでそれぞれの有効ポイントを攻めよう
- タックルは強いものを準備
夏の琵琶湖、ウィード情報にもアンテナを立ててしっかり準備していきたいですね!
日焼け対策・水分補給・熱中症対策も万全に!!
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