【シマノ15メタニウムDCインプレ】メンテナンスが重要!DC搭載機のおすすめはどれか

毎度ニイガキです。
さて、今回はプロもよく使っている【メタニウムDC】についてのインプレです。
やはり気になる点として・・・
- DC機種のどれにしようか…
- ギアの劣化が気になるかも…
- 本当に飛ぶの?
- バックラッシュは大丈夫?
などなどがあると思います。
その点しっかり、今までの使用感から正直にレポートしたいと思います!
他機種との比較もここでみてみましょう。
是非、購入をお考えの方は参考にしてみてくださいね!
関連記事:【リールインプレシリーズ】
ライター:taku、ニイガキ
もくじ
メタニウムDCのここが凄い!
メタニウムDCは、
- スコーピオンDC
- メタニウムDC
- アンタレスDC
という【DC3機種】の真ん中に位置するDC(自動制御システム)搭載リールです。
- 価格だと【スコーピオンDC】
- 性能だと【アンタレスDC】
の2機種が注目されやすく、正直影が薄くなりがちなリールです。
しかしこの【メタニウムDC】は・・・
「アンタレスDCには敵わないものの、スコーピオンDCと比べると、ブレーキ性能や飛距離などが上回っている」
と言えます。
実際にプロアングラーで使っている人も多いくらいです。
なぜかというと、【スコーピオンDC】ではバックラッシュするブレーキ性能でも、ほぼバックラッシュしないからです。
それでは、詳しい性能やおすすめのタックル組み合わせなどを見ていきましょう。
関連記事:
☆【シマノ17スコーピオンDCインプレ】メタニウムDCとの飛距離比較も!
☆【シマノ18アンタレスDC MDインプレ】飛距離とコスパ全部解説!
ブレーキシステムは下位のスコーピオンDCと一緒なのにバックラしない!?
【メタニウムDC】のまず凄いところは、
「ブレーキシステムがスコーピオンDCと同じ【I-DC5】というブレーキシステムを使用しているにもかかわらず、ブレーキの扱いやすさはアンタレスDCより少し劣るかな程度」
という点です。
例えば、この2点の違いを簡単に言うと・・・
- スコーピオンDCでスキッピングをする時はある程度サミングが必要
- メタニウムDCの場合はノーサミングでもバックラッシュしない
という差があります。
【メタニウムDC】は、この差を感じにくいのが良いところの一つです。
さすがにブレーキが弱すぎるとバックラッシュしますが、普通にやる分には問題ないです。
実際私自身も、「ブレーキは同じなのに値段が変わるだけで全然違う」ということに驚きました。
マイクロモジュールギヤとは!?
【メタニウムDC】に搭載されており【スコーピオンDC】にはないもの。
それが「マイクロモジュールギヤ」です。
この「マイクロモジュールギヤ」のおかげで、【スコーピオンDC】より滑らかに巻くことができます。
ただこの「マイクロモジュールギヤ」は、様々な口コミなどで「劣化が早い」という情報がありました。
わたしも最初は「都市伝説ではないのか?」と思いましたが・・・
実体験として、9ヶ月ほど使いゴリ感やシャリ感などのノイズが出るようになりました。
この対応策はあとで説明しますね。
おすすめのブレーキ設定は?
おすすめのブレーキ設定としては、
- 軽めのルアーなら、外部ブレーキを「A」
- バイブレーションなどの飛距離が出るルアーや重めのルアーは「1」
でもバックラッシュしません。
メカニカルブレーキはスプールが横に動かないくらいでいいです。
またサミングをする必要もありません。
飛距離
飛距離は、【スコーピオンDC】と【アンタレスDC】の間くらいです。
ただ、ルアーとブレーキ設定によっては「90メートルから100メートル」は飛ぶので、ラインを巻けるだけ巻いておいた方がいいです。
ちなみに私が以前行った、他のDC搭載機との【飛距離比較実験】の結果はこんな感じです!
(※ブレーキ設定はかなり弱めでバックラッシュする寸前の設定なので実際の釣行では全く必要ありません。)
- リール➡【フロロ2ポンド】を巻けるだけ巻く
- ロッド➡ゾディアス166MH-2で1ozの重りを使用
ブレーキはそれぞれのリールのバックラッシュしない限界の設定をします。
- 17スコーピオン DC➡93メートル
- 15メタニウム DC ➡95メートル
- 16アンタレス DC ➡96メートル
- 17エクスセンス DC➡91メートル
- 18アンタレス DCMD➡102メートル
どうでしょうか?
なかなかですよね!
尚、「大きめのルアー」はあまり飛ばないイメージが強いですが、ロッドでカバーできる範囲です。
実際に使った感想、コスパは!?
実際に使ってみての正直な感想としては・・・
【メタニウムDC】はシマノの最高傑作のリールだと思います。
いくつか実体験として、
- マイクロモジュールギヤの劣化
- 大き目のルアーはそこまで飛ばないイメージ
などの点も挙げましたが、それは解決できるもので全然問題ないものです。
総合して【メタニウムDC】は、
- バックラッシュしない
- 巻きが滑らか
- 重量が軽い割に剛性がしっかりしている
など、いいところばかりです。
なので、ビギナーからプロまで使っている人が多いのがうなずけます。
値段は4万円台後半くらいで売っています。
正直値段だけ見ると高い方ですが、【スコーピオンDC】と迷っているなら、私は【メタニウムDC】をおすすめします。
ただ繰り返しますが・・・
いいところばかりではなく「マイクロモジュールギヤの劣化が早い」というのはあり、頻繁にメーカーに出すなどしなければならないので維持費が少しかかります。
ただそれでもおすすめしたいリールなのは間違いないです!
メンテナンス方法
こちらは、
【17スコーピオンDC】のメンテナンスと全く一緒です。
まずは、
①スプールを外し赤い矢印のところにオイルを注油します。
②DCユニットの真ん中にあるベアリングにオイルを注油します。
③メカニカルブレーキャップを外し中のベアリングにオイルを注油します。
以上が素人でも自宅で簡単にできるメンテナンスです。
細かいところは自分でやろうとするのもいいのですが、壊してからでは遅いので、大事なリールは出来るだけメーカーに出しましょう。
(※【17スコーピオンDC】と少し違う点もあり、メカニカルブレーキキャップを外したところにスプリングがありません。しかし、スプリングがなくても、ベアリングにオイルを注油するのは変わりません。)
「あとこれだけはして欲しい!」というのが・・・
繰り返しになりますが、何もなくても、
「定期的にメーカーにメンテナンスに出す」
ということです。
「マイクロモジュールギヤ」は劣化ぎ早く、そのまま使っていると故障になりかねないからです。
しっかりメンテナンスをすれば長く良い状態で使うことができますので!
実際の釣果とタックル
私がよく使う組み合わせは【ゾディアス1610-MH】です。
この組み合わせでジョイクロを使い釣ったバスが下の写真です。
様々なシチュエーションで使えるおすすめのセットですよ!
まとめ
いいですね、メタニウムDC!
総合得点が非常に高いです。
【DCリール】の中で非常におすすめです!
- バックラッシュせず、快適に様々な釣りが楽しめる
- 飛距離も他機種に劣らず十分
- 軽いのに剛性も問題なし
- やはり値段が上がるだけの巻き感とブレーキ性能
- 自宅で簡単なメンテをしつつ、メーカーにも定期的に出して長持ち
- 長く使って行けるので総合的にコスパ良し
SHIMANOのあらゆる技術をバランスよく集めた【メタニウムDC】は非常に良いリールです。
長く持っていたいスタメンリールになってくれるでしょう!
引用元:LureNews.TV
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